Panel Title
Pedagogy Panel :日本語習得及びペダゴジーにおける多様性への考察:文化、習得、ペダゴジー、テクノロジー概念の再考 (Multiplicities
in Japanese language acquisition and pedagogy: Rethinking culture, pedagogy, acquisition,
and technology)
Paper Title
文化、ペダゴジー、習得、テクノロジー:理論の概観と問題点 (Culture, pedagogy, acquisition, and technology:
Overview of theories and problems)
Author's Name, Institution and E-mail Address
Uichi Kamiyoshi, Osaka International University, uichi@d1.dion.ne.jp ,Shinji Sato,
Columbia University, ss903@columbia.edu, & Doerr Neriko, Brookdale Community
College, Nerikomd@aol.com
Abstract
本発表では外国語教育において大切な4つの概念、文化、ペダゴジー、習得、テクノロジーに関する理論がどのような変化をしてきたか概観し、それらに共通する流れ、問題点をまとめる。そして、その問題点を乗り超えるための指針を提示する。文化を知識、ペダゴジーと習得を学習者への知識の注入、テクノロジーを道具ととらえる考え方では、人を受け身的なもの、つまり、知識を受け取る、テクノロジーを使う側だと考えている。ここでは知識、テクノロジーを作ったのも人であるという点が見過ごされている。ここで欠けているのは知識、テクノロジーが人によって作られたものであると同時に、人はその知識、テクノロジーからも多大な影響を受けているという両側面、人が作っている側でもあるということを批判的にとらえることである。また、従来の理論では長い間、様々なルール(文化、学習のパターンなど)が追求されてきた。そして、そのルール探しは、日本人、学習者、教師などの集団の均一性を前提にしている。しかし、その前提となる母文化と異文化、個人と社会/学校、教師と学習者といった分け方とその序列化(教師と学習者、ネイティブとノンネイティブなど)は固定的、絶対的にとらえられるのではなく、むしろ、流動的、相対的で状況の中に埋め込まれていると考えることもできる。したがって、ここで大切なのは、変化し、時には矛盾してもいる個の違いは認めるが、その違いを序列化しないということである。大切なのはどのアプローチが絶対的に正しくどのアプローチが誤りということはない。むしろ、それぞれのプラス、マイナス点を理解し、どのように時と場に応じて使い分けていくかであろう。
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