Panel Title

Pedagogy Panel :日本語習得及びペダゴジーにおける多様性への考察:文化、習得、ペダゴジー、テクノロジー概念の再考 (Multiplicities in Japanese language acquisition and pedagogy: Rethinking culture, pedagogy, acquisition, and technology)

Paper Title

教室を越えたコミュニティーへの参加:日本語教育におけるブログを使った試み (Can blogs go beyond the classroom?: Participation in practice by using technology)

Author's Name, Institution and E-mail Address

Miyuki Fukai, Columbia University, mf2249@columbia.edu, & Kazuaki Nakazawa, Yuan Ze University, nakazawa@saturn.yzu.edu.tw

Abstract

本発表では、ブログという媒体を通して、日本語学習者が日本語を使いながら積極的にオンラインコミュニティーを形成・参加していく実践を報告する。コンピューターテクノロジーが言語学習で活用されるようになって数十年が経過した。第二言語習得理論の変化とともに、テクノロジーの役割も変化し、これまでのドリル練習やシミュレーションの提供から、インターネットの普及により、情報の公開・入手や人間同士の相互交流を可能にするコミュニケーション手段として注目されるようになった。空間的・(一部)時間的制約を受けないコンピュータによるコミュニケーションは、学習者が既存の教室や学校という枠組みを越えて他者とかかわり合う機会を増やし、これまで知識を受け入れるだけの「器」のような受身的な存在から、言語使用者として能動的に社会に関わっていくことを可能にしている。特に近年人気を博しているウェブログ(ブログ)はコンピュータにあまり詳しくない人でも比較的自由に作成・更新ができ、またブログ訪問者とのコメントのやり取りを通して複数の他者と交流できるという利点がある (Nardi, et.al.,2004) 。言語教育の観点からは、自発的にブログ記事を書くことによって自立学習が、そして、読者のコメントを読んで返信することによって恊働学習 (collaborative learning) が促されるとういう指摘がされている (Huffaker, 2005; Pinkman, 2005) 。発表者は、このブログの特長を活かし、初級〜中級レベルの日本語学習者を対象にブログをコースに取り入れ、学習者の積極的なコミュニティー参加を支援してきた。本発表では、その試みと結果や考察、教育的示唆を報告する。
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