手書き入力が出来るタブレットPCは、これから日本語教育に於いてもどんどん活用されていくのではないかと思われる。当校では、昨年から、かな漢字の導入と練習にタブレットPCを使い始めてみたが、文字の書き練習を楽しく行えるようになったと、学生からの評判もなかなかよいし、教師側としても、従来のフラッシュカードとホワイトボードを使用していた時より、かな漢字の導入がスムーズに進められるようになった。本発表では、かな漢字練習用に当校で開発したプログラム(freeware)を紹介しながら、タブレットPCを使った授業の進め方、教室外での学生の自習状況を報告したいと思う。
かな漢字プログラムの機能:
・電子フラッシュカード(読みの練習に使用。文字や単語を決まった順番でも、ランダムでも提示できる。データファイルはMS Word で作れるので、使用している教科書にあわせたフラッシュカードが簡単に作成できる。)
・電子ホワイトボード(書きの練習に使用。手書きが出来るだけでなく、書いた文字を保存し、再生することも出来る。文字の太さや再生のスピードも変えられる。画面の左側に教師の書いた文字が表示でき、それを再生しながら、画面の右側に、学生が自分自身で文字を書くことが出来、またその再生も可能である。)
このかな漢字プログラムを授業で使用する時は、二通りの使い方が出来る。(A)教師だけがタブレットPCを使う場合は、タブレットPCの画面をプロジェクターで見せる。(B)学生もタブレットPCを使える場合は、教師用と学生用のプログラムをネットワークで接続し、教師がプログラムを誘導して使う。学生が書いた文字を教師に送って、クラス全体で、その学生が書いた文字をチェックすることも出来る。