現在、米国に於て幾つかの教育者用のテクノロジーに対す る指標 が存在する。又、コ ンピューター・テクノロジーをいかにスタンダーズに活用するか ということも日本語のナショナル・スタンダーズに言及されてい る。The ISTE National Educational Technology Standards for Teachers (NETS・T)に於ては、教育 者が知らなければな らない、テクノロジーについての知識、その実践を6つの大きな 指標と23の目的に 分けている。これは、学習者に対するスタンダーズと対応してい て、学習者を教育するためにはまず、教育者がきちんとテクノロ ジーについて知り実践できなくてはいけないという考えからであ る。しかし、これをそのまま日本語教育に当嵌めることは非常に 難しい。まず、日本語では日本語を表示させるということからし て困難で、現在もサーバー関係で電子メールの文字がきちんと読 めなかったりすることすらある。日本語のエンコーディングのシ ステムも幾つか存在しユニコードと互換性のないコンピューター などの問題などが山積している。そのため、当然出来なくてはい けないはずの、さまざまなソフトで日本語を使用するということ からして困難であることも多い。それにいくらテクノロジーを 使ったとはいえ、教育学的配慮がなければ十全に効果があげられ るとはいえないのではないか。テクノロジーを日本語教育に活用 する上で、日本語が持つ特有の難しさ故に起る問題などを考慮 し、従来の外国語ともまた違った日本語教育を視野に入れた、テ クノロジーをどのように活用するかのガイドラインを設定するこ とが必要ではないかと考えられる。