Paper Title

日本語教師のためのオンラインIT講座の実践報告と改善策
(Implementation of Online IT training for Japanese teachers)

Author's Name, E-mail Address and Institution

Taeko Kinotshita, tkinoshi@purdue.edu, Maki Hirotani, maquita@purdue.edu, & Kazumi Hatasa, khatasa@purdue.edu, Purdue Univesity

Abstract

日本語教育学会主催で2002年2月から2ヶ月間、オンラインによ る日本語教師のためのIT講座を米国の州立大学から開講した。受講生は日本だけ でなく、エストニア、韓国、台湾、ブラジルなどを含む世界6カ国在住の19名であ った。講座は共通のテキスト(畑佐 2002)を使用し、連絡はメーリングリストとWWW ページを使って行った。そして、課題提出にはEメールを使用した。

この講義の利点として、距離と時間の制約を受けないこと、そして個人のペース が保てることが挙げられた。更にメーリングリストの使用により、アーカイブや 、他の受講生からのEメールを通しての自己学習が観察された。また教える側も、E メールを使用した結果として、授業内容の文字化を図ることができた。一方、メ ーリングリストの利用は受講生の活発な参加を促すと仮定されたが、実際、活発 な受講生は一部に限られてしまった。受け身になってしまった受講生からは、「 質問のレベルについていけなかった」「恥ずかしくて質問できなかった」という 声が聞かれた。また、受講生が自分の質問を表現しきれない、講師からのE-メー ルの内容が理解できないといった文字媒体の限界も指摘された。

同講座は2004年1月から再度実施される予定である。その際、前回の結果を 基にメーリングリストの匿名化、前回の質問や補足説明をもとにしたFAQの作成、 録画ソフトを使った、画像、音声付き説明といった3つの改善を試みる。

本発表では、2004年のオンライン講座の概要と上述の改善策がどのような効果をあげたかを受講者のアンケートを基に報告する。最後に同様の講座を英語で開催する計画について述べる。

畑佐一味『日本語教師のためのITリテラシー入門』(くろしお出版、2002)


By Author
By Schedule
By Title

Back to ATJ Seminar 2004
Back to ATJ Seminar
Back to JapaneseTeaching.org Homepage