Panel Title
Heritage SIG: Panel
継承日本語教育におけるマルチエイジ/マルチレベルカリキュラム
(Multiage/multilevel Curricula in Japanese Heritage Language Education)
Author's Name, E-mail Address and Institution
Masako Douglas, mdouglas@csulb.edu, California State University Long Beach
Abstract
継承語教育の課題の一つに、言語習得度に著しい差がある学習
者の異なる学習ニーズにいかに対応した教育をするかということがある。継承日
本語教育も例外ではなく、どの日本語学校をみても、日本語力の異なる学習者、
或いは年齢の異なる学習者の同一クラスでの指導は避け難い現状である。この現
状では、伝統的な学年別デザインのカリキュラムを使った一斉授業では、学習効
果に限界があり、児童・生徒の日本語力に限らず、心理的、社会的発達という全
人格を育てる必要のある小、中、高教育では、マイナスに作用することも多々あ
る。当パネルは、このような学習者のニーズに対応すべく、継承日本語教育にお
ける、マルチエイジ・マルチレベルのカリキュラムを検討する。発表1は、17
00名の継承日本語児童・生徒の日本語力を測定し、そのデーター分析から学習
者の言語力の特徴を明らかにし、また同一クラスの学習者の日本語力に著しい差
があることをデーターから裏づける。発表2は、継承日本語学校小学部高学年で
のマルチエイジ・マルチレベルのカリキュラムデザインを、理論的根拠、学習活
動の事例報告、アセスメントの3項目から取り上げる。発表
3は、インターナショナルスクールの中学・高校レベルにおける継承日本語話者
の為のマルチエイジ・マルチレベルカリキュラムのティーチングシステムに焦点
をあて、ethnographic approachを用いて分析した結果を「3ステージ・ティーチ
ングシステム」として報告する。発表4は同カリキュラムの「読み」の指導に焦
点をあて学習者中心の学習活動の導入方法、これらを用いての文学概念の習得の
プロセス、及びプログラム作りの課題を論ずる。
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