Paper Title

Content-Based Approaches to Listening Comprehension at Intermediate Level

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TOMOKO, FUJIMURA, Tokyo Univ.of Foreign Studies, fujimura@tufs.ac.jp

Abstract

日本事情の授業用に作成された『憲法と日本人の生活』というビデオ教材を 用いた、非漢字圏の学習者を対象とした中級段階の聴解能力養成について述べる。ある程 度長い談話を理解できることが上級レベルへの学習に結びつくと考え、中級では、1課5 〜6分構成の上述のビデオ教材を用いることとした。

 『憲法と日本人の生活』は日本国憲法の3原則が日本人の生活にどのような関係がある のかを、結婚、仕事、選挙、教育を通して学習者に伝えようとしたものである。それぞれ の課は2部に分かれ、前半は内容紹介の寸劇、後半は留学生が質問し解説者が答える形式 となっている。日本語のレベルは専門用語を除いてはいわゆる中級の語彙と文型でコント ロールされている。

 日本事情用の教材を疑似講義ととらえ、聴解授業では、講義ノートをとることを最終目 標に、次の手順で進めた。(1)字幕として表示される最重要キーワードの書写。(2)書き 取った漢字語彙の読み方と意味を、既習の漢字知識から類推させる。(3)談話展開を担う 機能語に気づかせながら再度視聴し、キーワードを書き取らせる。(4)正しく理解できた かどうか、教師が確かめる。(5)再々視聴しながら、教師側が作成したノートのひな形 に、書き込ませる。(6)ノートをとる際に必要となる要約練習を行う。このように聴解能 力の養成を図るだけでなく、学生に自国の事情を話してもらうことにより各国事情へと授 業を展開するほか、ビデオ教材を通じて憲法9条についても学習者に知らせることもでき た。

 中級段階で日本語の力を伸ばすためには基礎が大切であり、その補強を行うために開発 したCAI教材も併せて紹介したい。


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