Panel Title

継承日本語教育に関する基本的現状調査結果報告

Paper Title

日本語学園教師会議と教師アンケート調査結果

Author's Name, Institution and E-mail Address

Yasuko Koshiyama (Pepperdine University) 代表 yasuko.koshiyama@pepperdine.edu
Hiroko Furuyama (East Los Angeles Community College) hiroko.furuyama@home.com
Hiroko Kataoka (California State University, Long Beach) kataoka@csulb.edu

Abstract

日本語学校は米国における日本語教育の中で最も歴史が長く、特 に 加州やハワイ州では重要な位置を占めてきた。本調査は、近年全米で継承語教育の重 要性が叫ばれる中、加州の日本語学校が時代の流れにうまく合流し機能するための有効な 方法を見つけ出すための第一歩として行った現状把握を目的としたアンケート調査と教師 会議の結果をまとめたものである。

まず会議に先立って、在南カリフォルニア日本語学校の幾つかを訪問し、又現教師を対象 に次の内容のアンケート調査(29名参加)を行なった。
1) 継承日本語教育に従事する教師の特徴
2) プログラム目標やカリキュラムの内容
3) 教師が直面している問題
4) 教師のための研修

そして、次の点を討論するため教師会議を開いた。(34名参加)
1) プログラムのゴールや到達目標
2) 教材
3) 学習者の動機づけ、学習態度の指導

以上の結果、現在の南カリフォルニアにおける継承日本語教育が抱えている問題点が幾つ か浮かび上がった。一つは、多様化している学習者、又それに伴う日本語能力のばらつ き、二つ目に、オーラルコミュニケーションを重視する傾向があるにもかかわらず、教師 がそれについて学ぶ機会があまり無い事、そして、三つ目には、キャリアと呼ぶにはあま りにも難しい「あいまい」な日本語学校教師像であった。  

アンケートと会議の結果から、今後の展望として、次の三点を小論では提案する。一つ は、時代にあった教育を支持するための日本語学校教師一般に対する研修の実施、そし て、教師と言語教育専門家が協力して児童・生徒のニーズに合った教育を目標とするモデ ルスクールの設置、更には、向上心と熱意を持ったリーダーの育成である。


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